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園長先生の「つぶやきコーナー」

つぶやきコーナーについて

「園長先生!ホームページに載せる一言を!!」と求められたことで応じることとなった。
目的やテーマ、締め切りなどは求めない。思いついた時、気ままに書いて欲しいと言うものであった。
それなら、と始めることにしました。よろしくお願いします。

つぶやき二題

2024-09-25
ど根性すいか
 今年、中庭の細道の脇にある花のプランターに、植えたわけでもないのにスイカが育ってい
るのを発見。子ども達も、触ることなく見守っている。折しも、ニュースで京都の道路の中央
分離帯で育っているスイカの発見。「ど根性スイカ」として報道していた。いつだったがアスファ
ルト割って大きくなっている大根が多くの人を驚かせも元気根性を呼び寄せたことも思い起こ
されて、嬉しくも楽しい日を送る。
 結局、我が園の「ど根性スイカ」は小玉スイカほどになって、そろそろ収穫しようかと話し
てた。その矢先、おもちゃがスイカの上に落ちて、ヒビが入ってしまった。収穫の折、寄って
きた数人が食べ「甘い」「おいしいよネ!!」うち一人の子どもが、みんなに見守られ、けな
気に育った小さなスイカを「かわいそう」と食べない子どももいたが、「かわいそう」と言っ
て食べない子どもいた。生きものへの優しさを思う。

秋も真ん中
 今年、中庭からまん丸な月を見る。だいだい色の回りは金色に輝きを増しながら森の上を登
る。子ども達も先生も月を眺め一緒に餡入りの団子を食べる。月に見とれ、見惚れている。美
しい !! ひと時の団欒。厳しい暑さも忘れるひと時であった。
 思わず、先に開かれていたパリオリンピックの金メダルを思う。

「セキレイ」その後

2024-07-08
残りの2つの卵も雛になり、朝昼夕にチィッ!チィッ!と餌どきに元気にさえずっていた。
 20日には羽ばたきながら数メートルを飛ぶようになった。そこにシマヘビが出没しているのを子ども達が見つけ、雛たちを狙って食べてしまわないかと気遣う。翌日には10メートル、20メートルと飛ぶのだが、中庭の芝生や歩道といった地面にまだまだ不器用に着地してしまうので子ども達の心配は増すばかり。マリゴールドのポッドに造られた巣を覗く子ども達。まだ高く飛べていない雛、餌も自分ではついばめないようだ。親鳥の2匹は絶えず餌を運びながら、雛たちから目を離さず、けなげに見守る姿はとても印象的。
 21,22日にはまだまだ上手ではないが高くより遠くまだ飛べるようになる。
23日の夕方はまだ、さえずっていたが24日には巣は空っぽになる。
ツバメも毎年ヒサシの奥まったところに巣を構えて、雛が十分飛び回れるようになった7月7日には巣を離れた。

「新緑とセキレイ」

2024-06-10
新緑に映えるこの季節。昨年の暑さで、かなり弱っていた木々が萌え出し一段と輝き、草花も勢いをつけ映えている。鳥の声も元気が良い。気持ちの良い季節を迎えている。
この季節、一大ニュースが知らされた。園内の誘導路の脇には、数あるプランターの一つにマリーゴールドが咲かせている花の根元にハクセキレイの卵が五つあるのを子どもが見つけた。翌々日に、そのうちの三つがヒナになった。親鳥は芝生の中をチョコチョコと歩いている姿をそおーっとおーっと見守っている。子どもたちの優しい眼差し。

つぶやき

2024-02-26
「僕は、全体としての人間だ。僕が全体として自己形成をするのを助け、僕のほんとうの潜在能力を発揮させて欲しい」
ここ数年、よく想い起すようになった学生の言葉です。
 子育てにも専門化→細分化→分業化が広がっていますが、ちょっと待って! と言いたくなっています。責任もコストも管理しやすいからという人もいました。しかし「専門主義」へと傾斜しているようにも思います。
 これは憂うべき事柄ではないでしょうか。危惧しています。
上の言葉は、当時日本でも社会現象となって大いに「人間の全人性」について、多くの人が語っていました。今はすっかり忘れてしまったのかなア。
*(『アメリカンマインドの終焉』みすず書房p176)

新年を迎えています。

2024-01-14
被災された方々の平安を心よりお祈り申し上げます。                     2024年
社会福祉法人 福光会 子どもの園
〒253-0006
神奈川県茅ヶ崎市堤2552
☎︎ 0467-52-8526
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